西宮は、江戸時代から日本酒づくりで栄えてきた街。
現代では機械での温度管理が主流になり、1年を通して安定した日本酒が供給されていますが、日本酒はもともと気候を利用してつくられる季節性のある飲み物。
そして、秋は日本酒づくりのスタートとなる季節なのです。
そんな日本酒づくりの風情を感じられる風景を発見したので、この記事でご紹介します。
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【住宅街に突如あらわれる湯気】
こちらは、西宮市東町にある酒蔵、寳娘(タカラムスメ)。
…というのも、この辺りは犬の散歩コースでして。
犬を飼い始めたのは昨年からだから、こんな景色があるのも以前は知りませんでした。
住宅街に突如としてあらわれる湯気を最初に見た時は「わぁすごい!」と驚き、「お酒の街」感を感じられて、ちょっと嬉しかったですね。
寳娘のお隣にある「徳若」では、米を蒸す釜を見ることができました。
この湯気は、酒米を蒸す時のもの。
においをかいでみると、ごはんが炊ける時のにおいがします。
蒸された米は、麹(こうじ)造り、酒母造り、もろみ造りなどに使われます。
【おいしいお酒にな〜れ】
この蒸されたお米に、たっぷり時間と手間ひまをかけて、おいしい日本酒ができあがるんですよね。
湯気を見るたびに、「おいしいお酒にな〜れ」と応援しちゃう私なのでした。
この記事でご紹介した、「寳娘」は大澤本家酒造の日本酒。
「徳若」はそのお隣の万代大澤醸造の日本酒です。
営業時間には、どちらも有料試飲が楽しめます。
ぜひお出かけしてみてください。